ペルシャ絨毯を選ぶならギャッベがお勧め

最高級の絨毯(じゅうたん)と言えばペルシャ絨毯をイメージすると思いますが、今ギャッベというタイプの絨毯が注目されています。

ギャッベはイランの南西部に住んでいる遊牧民たちによって作られたもので、彼らと生活をともにする羊の毛を使って織られたものです。

遊牧民たちはそれをベッドにして使っていたと言われています。

そのため絨毯としてふかふかなところも特徴とされています。

この絨毯は日の目を見るまで長い時間がかかりました。

重く粗があることから「garbage=ガベージ(ゴミ)」として扱われ、それがこの絨毯の名前の由来とされています。

この絨毯が再発見されたのは、ハンドメイドであること、素朴なデザインであること、不揃いで大量生産のものではないことなど様々な要因が重なって人気が出たとされます。

ただ手作りのため出来上がりには差がでていることは気をつけてください。

品質の良いものはこの絨毯の特徴である厚さが目印です。

5cmほどの膨らみがあれば、いい商品の目安となるでしょう。

ただ、最近の人気の高まりを受けて膨らみがほとんどない薄い商品も出回っています。

そうした商品は安く購入できますが、やはり本場のものとは違います。

もうひとつの見極めのポイントは、代表的な商人である「ゾランバリ」が扱っているブランドを選ぶことです。

ゾランバリはペルシャの市場で買付を行っている商人で、彼らがギャッベの買付を行い人気に火をつけたと言われます。

日本にはあまり馴染みのない言葉ですが、それだけ知られていないということなので、実は安く手に入れるチャンスがあると言えます。

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